朝からテレビを観ていると台湾各地の正月風景を紹介しており、台北101はビル全体が火に包まれ、大丈夫かと心配したが、特に問題なかったようだ。

ホテルにはビュッフェの朝食が付いていたが、せっかく海外に旅に出ているのだから、朝食も台湾らしいものをいただきたい。そう思って、街に出たが、やっぱり元旦、閉まっている店が多く、街は閑散としていた。

それでも高尾駅に近い一軒の屋台が開いていたのでお粥をいただいた。

高雄高雄


お粥はいくつか種類があったが、綜合粥というのが気になったので注文してみたら、何やらいろんなものが入っていた。

しらす、皮蛋、豚肉のでんぶが入って35TWD、約130円。

贅沢なのか、チープなのかよくわからない感じだが、まあ、台湾らしい朝食がいただけてよかったと思うのである。


さて、この日の予定は高雄を離れて台南に行くこと。

台南台南


高鉄高雄駅から自強号でGO! 約40分で台南に着いたところまではよかったのだが、今度は息子が体調不良を訴えた。

嫁さんに続いて、息子もということで、

まさかの瑞豊夜市で食べた牡蠣があたったか。

と思ったが、牡蠣にあたったら、その苦しみはちょっとやそっとのものではないらしいので、やはり疲れなのかもしれない。


ということで、台南の観光はほとんどしなかった。その間、何をしていたかというと、店先でうずくまっていた息子を心配したカードゲーム店の店長が、店内の対戦コーナーの椅子で息子を休ませてくれてくれていたのを横で座って見ていたのである。

紙牌屋


店長、本当にいい人で、息子にブランケットを貸してくれたり、お茶を出してくれたりといろいろと世話をしてくれた。心から感謝したいので、その気持ちを込めて店名とfacebookを大々的に宣伝したい。

紙牌屋  facebook

このブログを読んでいる皆さん、台南でカードを買いたいときや対戦相手を探しているときはぜひ紙牌屋へお越しください!

この後、いくぶん具合がよくなった息子とまた電車に乗って高雄に帰ったのである。


P.S. 日本に帰ってから、感謝の気持ちを伝えたくて、ちょっとした贈り物をしたら、facebookで、日本人ありがとうという趣旨の書きこみがあった。こちらこそ、ありがとうございます。








嫁さんの調子が良くない、たぶん暑さと疲れのせいだろう。午後からはホテルで休んだ。テレビを観ていて気付いたのだが、

今日は大みそかである。

ベッドに寝転びながら、ニュースをを観ていると、アメ横で買い出しにごった返す人々や、急ピッチでしめ縄づくりをする神社の様子は流れなかったが、それなりにゆく年くる年の雰囲気を伝えていた。

そうか、今年ももう終わるのか、今年もいろいろあったな、ベッキーは元気にしているかな、結局、SMAPは紅白に出ないんだろうな とか思いにふけていると夕方になった。


嫁さんの調子が戻ったので、晩御飯に出る。

夕ご飯は夜市が続いたので、今日はできればきちんとした店で、ちゃんとしたディナーをいただきたい。

とはいえ、ガイドブックなどはあまり信用していないので、ホテルから南方向へ適当に歩いて、ここという店に直感で入ろうと思う。

六合夜市のガヤガヤとした喧噪を横切って、さらに進んでいくと、街の灯りは少なくなって、店自体がなくなってきた。南へ進むのは間違っていたかと思い始めたころ、この店を見つけた。

自立 (阿娟) 現撈海産自立 (阿娟) 現撈海産


自立 (阿娟) 現撈海産

店頭に 新鮮な、新鮮だろう・・・、たぶん新鮮だと思われる 魚介類が並んでいて、それをどう調理してほしいか伝えて作ってもらうシステムになっている。

店に入ると常連らしき客が一人いて、おばちゃんが、「メィコーリーン」 と言った。

壁には野鳥の写真がいくつも飾られ、きっと鳥好きに悪い人はいないと期待に胸が膨らんだ。

店頭にはおろされた魚の身や、おろされていない魚の身や、魚か何かわからない肝のようなものが並んでいて、「これは何の魚の肝ですか?」 と聞いたら、豚レバーだった。

自立 (阿娟) 現撈海産自立 (阿娟) 現撈海産


招き猫だろうか、店内を猫がいて、名前をシャオフーという。どういう意味か聞いたら、小さい虎とのこと。

この虎がチュールチュールチャオチュールが大好きらしく、おばちゃんが店の隅であげていたが、このチャオチュール、台湾では100TWD (400円) ほどするらしい。

中々贅沢な「小虎」である。

この虎が足元を行ったり来たりするのだが、まあ、そんなことはどうでもいい、晩御飯である。


注文したのは次の品。

自立 (阿娟) 現撈海産自立 (阿娟) 現撈海産


左:海老のガーリック炒め
表においてある海老を指さしておまかせで注文すると、にんにくとバジルでぐわーっと炒めた一品。ザ・中華 という感じでビールがすすむ。

右:焼きそば
イカ、豚肉、にんにく、玉ねぎ、青菜。ちょっと太めのモチモチ麺。日本でいう中華風塩焼きそば。

自立 (阿娟) 現撈海産自立 (阿娟) 現撈海産


左:豚レバー炒め
レバーの臭みは生姜で消して。にんにく、唐辛子でピリ辛の味付け。

右:空芯菜炒め
中華料理の定番、空芯菜のにんにく炒め。


さて、この後ホテルに戻って、大みそからしく、紅白を見ながら、年越しそばを食べたりしたかといえばそんなことはなく、体調優先、早めに就寝、明日に備えたのである。


P.S. この記事を書くにあたって、店のことを調べてみたら、何とこの店の facebook があった。

おばちゃんかおっちゃんかわからないけど、なかなかやるやないか、と思って見ていると、そこには小虎の動画もあって、なつかしかった。

阿娟海產
高雄市新興區自立二路40號
+886 7 251 1842
facebook






そろそろお昼、今日は行きたい店が決まっている。

三民街からいったんホテルに帰って、ここまで買ったものを置いてから、地下鉄に乗る。

MRTの鹽埕埔駅で降りて、通りを歩いていたら、車にあてられた。ミラーが体にあたっただけで、けがするほどのことはなかったが、まだまだ人よりも車の方が優先の国、気を付けた方ほうがいい。

二二八公園の向かいに翰品酒店というホテルがあり、その3階に飲茶がおいしいレストランがあると聞いてやってきた。

翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓


港都茶樓

飲茶は一昨年香港でもいただいたが、そこはオーダー式で、ぜひともワゴン式を食べてみたいと思っていた。ちなみに港都とは香港のことである。

ワゴン式の醍醐味は何と言っても、ふたを開けてうわぁー、である。

予約はしていなかったが、かなりの席数があったので、待たずに入ることができた。ただし、ほぼ満席である。

席に着いたらすぐにワゴンがやってきた。そして、念願のふたを開けてうわぁーを楽しんだ。

翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓


ワゴン式といえども点心は見ただけでわかるものもあれば、包まれていて中身が何か聞かなければならないものもある。

そんな中、ワゴンを押す人がやたらと勧めてきたのがこれ。

翰品酒店 港都茶樓


蝦仁腸粉。海老のクレープ蒸し。つるんとした食感でなかなかおいしかったのだが、160TWDと他の品物よりは高め。

押す人、ちょっと高めを勧めてきたと思われる。

ちなみに回ってきたワゴンから直接選ぶだけでなく、ちゃんとメニューもある。

翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓
翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓


メニューには日本語も併記されていて、これはこれでわかりやすい。


その後もワゴンはどんどん来る。

その都度取っていたら大変なことになりそうだ。時々スルーしながら、これは食べたいなと思ったものを取って行く。

今回いただいたのがこちら。

翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓


脆皮乳猪
仔牛の丸焼きの皮の部分だけ。パリパリとせんべいのような食感とじんわりとした脂。460TWD (約1700円) と値段も最高級。

蠔油叉焼飽
チャーシューパオ。ふかふかの生地の中に甘い餡とチャーシュー。ほんのりとオイスターソースの香り。

翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓


火腿墨魚捲
ハムとイカのギョーザ。プルンとした皮の食感。

鮮蝦鮮肉餃
フカヒレ入りエビギョーザ。プリプリの海老とふかひれのゼラチン質。

翰品酒店 港都茶樓翰品酒店 港都茶樓


杏片鮮蝦球
海老がたっぷり入った団子にのアーモンドのスライスを付けて揚げたデザートのような点心。香ばしく中身はふわふわ。

豆沙芝麻球
胡麻だんご。揚げたてはごまの香ばしいかおり。サクッとした食感とほんのりとした甘味。注文後、ハサミで食べやすい大きさに切ってくれる。


あこがれののワゴン式をすっかり楽しんだ・・・と、書きたいところなのだが、実は嫁さんが少し調子が悪かった。そういえば、香港でいただいたときもあまり良くなかった。もしかすると、嫁さんは飲茶と相性が悪いのかもしれない。

まあ、3度目の正直という言葉もあるので、今度こそ、ということにしておく。


港都茶樓
住所 高雄市鹽埕区大仁路43號
電話 07-5217388
営業時間 午餐 11:00-14:00 / 晚餐 17:00-21:00
定休日 無休



P.S. 翰品酒店に行く前にこんなものを見つけた。

めばちまぐろホテル


めばち鮪ビジネスホテル・・・

どんな部屋なのか、めばちマグロを前面に押し出しているのか、ベッドがめばちマグロとか・・・

泊まってみたい・・・






三民市場から、さらに北に歩くと三鳳中街がある。

ここは台北でいうところの迪化街のような乾物問屋街である。

市場 to 問屋街

商店街の入り口付近には鳥を売っている店があって、これがペット用なのか食べる用なのかわからないが、とにかく狭い籠の中にドナドナのようにぎゅうぎゅうに詰め込まれていた。

三鳳中街 高雄三鳳中街 高雄


もしかしたら、手品用かもしれない。


ここにきた理由は前回書いたように “からすみ” を買うためである。

三民市場にあったような高級品でなくても、もう少し安いものがあれば土産に買って帰りたい。

しかし、店頭に並んでいるのは何に使うのかよくわからない怪しげな漢方とか、きくらげや干し椎茸である。

この干し椎茸がどこの店にも大量に置いてある。中にはポリ袋いっぱいに入った干し椎茸を自転車に乗せて走る強者もいて、台湾における干し椎茸人気の高さがうかがえる風景であった。

三鳳中街 高雄三鳳中街 高雄


ここで偶然、バッタリと初日に六合夜市で出会った日本人ご夫婦と再会した。(1日目④参照

話を聞くと、台湾に残る日本統治時代の建物を見て回っているとのことであった。そして、「高雄中学はとてもよかったですよ」 と上品な感じで話されるので、こちらも負けじと 「昨日行った仏光山はとてもよかったですよ」 と返したら、

「ああ、あの変なお寺に行かれたのですね」

と一蹴された。 残念~。

三鳳中街 高雄三鳳中街 高雄


この後、無事、中ぐらいのからすみを中ぐらいの値段でゲットして、とりあえずは目的を達成したのであった。


P.S.この後、ご夫婦のおすすめの高雄中学に行ってみたのだが、生徒がいる時間は見学できないとのことであった。やはり私たちには仏光山がお似合いだと確信したのであった。








三鳳宮から歩いて数分、高雄でも大きな市場として知られる三民第一公有市場に行った。

やっぱり市場はいい。

その街の息遣いが感じられるというか、人々の “情” が伝わってくるというか・・・。

三民公設市場 高雄三民公設市場 高雄


果物屋があった。ラオス旅行の記事にも書いたが、息子はマンゴーが大好きで、アジア旅行に来たときにはマンゴー星人に変身する。

親としても日本ではマンゴーは高いから、ここぞとばかり 「一年分食っとけ」 とせっせと食べさせる。

高雄はかなり南にあるので、ここでもマンゴーがないか聞いてみたが、答えは「没有」。

「没有」ったら「没有」

こんな真冬にマンゴーがあるわけないやろ、「あほか!」、ぐらいの勢いで拒否られた。

果物屋の “情” がしっかりと伝わってきた。

三民公設市場 高雄


塊のままつるされた肉、色とりどりの野菜、品物の量と台湾人の声量に圧倒されていると、すぐ横をバイクが走り抜けていった。

危ないやないか。

魚屋があった。商品棚の端にカラスミが置いてあった。台湾に来たらぜひともカラスミは買って帰りたい。もちろん自分で食べる用である。

こんなローカルな市場なら観光客相手でもぼったくることはないだろう。値段の相場を調べるのに絶好の機会だ。

三民公設市場 高雄三民公設市場 高雄


小さいサイズはなくて、中サイズで1600NT$、奥から出してきた大きなサイズは2700NT$。

約6000円から10000円!

ぼったくりではない、袋に値段が書いてあった。

どこかで読んだことがある、カラスミもピンきりで安いものは粗悪品だと。ということはこの店のカラスミはかなりの高級品になるのだろうか。どちらにしろ、ちょっと手が出なかった。

結局、この市場では皮蛋と搾菜を買って帰った。

庶民である。