塔が立ち並び、ピラミッド型の本館があり、大仏がそびえる仏光山を形容すると “すごい” 寺というべきであろう。しかし実は少し離れたところに “変な” と形容したくなる珍スポットがあるという。

浄土洞窟

メイン会場からはオレンジのバス停から出ているシャトル車に乗って移動する。

てっきりバスだと思っていた私たちは列に並ばずに椅子に座っていたのだが、運転手を除く6人乗りで自分たちの手前で定員になってしまった。

浄土洞窟←バスだと思っていたら6人乗り


仕方がないので、今度はバス停の一番前に座り込んでシャトル車を待つ。看板には5分から20分間隔と書いてあったが、この日は15分間隔ぐらいで、合計30分近く待たされてやっと乗車。

途中、満香園という読み方が微妙な、売店みたいなところにシャトル車は停まって、運転手が 「テキテキ」 言う。何のことかと思ったらチケットを買ってこいということであった。

シャトル車は無料ではないのか? それともここから先は入場料がいるのか? (実際、こちらに仏光山という本来の山がある)、とにかく言われるがまま6NT$払ったのである。

そこからまたシャトル車に乗って数分、大きな門の前に着いた。そして今度はカートに乗り換えろと言う。と、その時、その門の横に浄土洞窟を見つけた。カートに乗らなくてよかった。

早速 洞窟に入る。

まず、現れるのは仏を拝む人々の群れ。

浄土洞窟浄土洞窟


よく見ると、クレヨンしんちゃんやミッキーなどのキャラクターの絵が入ったTシャツを着た人形もあり、まるで遊園地のようである。

許可は取ってあるのか?

少し心配ではあるが、ただ キャラクターのTシャツを着ているだけ、と言えば、それだけのことなので、きっと大丈夫なのだろう。

さらに奥へ行くと五百羅間像があって、さまざまな表情をした像が、「これでもか」 というほど並んでいる。きっと本人はまじめに作っているのだとは思うが、つい笑ってしまうのである。

例えば、こんなもの。

浄土洞窟


ニックネームは、まゆゆ よ ♥



浄土洞窟


アンニュイな気分なの♥



浄土洞窟


お前、やればできるじゃないか。



さらに奥へ進むと広いスペースに出た。少し高い場所に仏陀やいろんな動物などの像がある。

おばちゃんが一人いて、私たちを見ると何かのスイッチを押した。

すると、その像たちが音楽とともに動き出したのである。





軽快な音楽とともにくるくると踊る仏像、動物達・・・、

ディズニーランドの イッツ ア スモールワールドみたいだ。

それにしても何のためにこんなものを作ったのか。極楽浄土のすばらしさをこのような形で表現して見せたのだろうか。

それならば少しチープな印象を受けるのは私だけだろうか。

そういえばスイッチを押したおばちゃんがこの施設は古くなったので、来年あたりには閉めてしまうと言っていた。

もしかしたら、絢爛豪華にリニューアルするのかもしれない。

それまでに行くのか、それ以降に行くのか、は人それぞれだが、仏光山に行った折にはぜひ、浄土洞窟をお見逃しなく。







入口の大きな門をくぐると、両側にレストランとスーベニアショップが並んでいる。

いわゆるUSJやディズニーランドにあるような、帰り際、“お土産を買って帰ってね” 的なゾーンが絶賛 広がっていた。

仏光山 高雄仏光山 高雄


中にはスターバックスもあって、ここが宗教施設ということも疑ってしまいそうなつくりだが、これがここ仏光山が仏教テーマパークといわれるゆえんである。

買い物は帰りでいいので、とりあえず、スルーするー。


ここを出ると、どどーんと一気に視界が空ける。

仏光山 高雄仏光山 高雄


はるか遠くに見える金ピカの大仏は高さ36m、奈良の大仏の2倍に相当する高さである。広々とした道の両側には塔が立ち並び、何かしら異空間に迷いこんだような錯覚に陥る。

どんだけ~ (←2回目)


あまりに広いので、見るべきポイントを絞って見ようと思う。パンフレットには仏光山で見るべきものというのが書かれていて、その見るべきものの第6塔に入ると、今から3D映画を上映するとのこと。

早速メガネをもらって映画を見ること16分。

仏光山の教祖、星雲大師の一筆書きのすばらしさ を広めようと作られたらしい映像だったが、正直 最後の方は眠たかった。

塔の裏から出ると、さまざまな動物のオブジェがあり、その向こうはガンジス河らしい。沐浴をしている人でもいるのかと思って近づいてみたが、ただの川だった。

仏光山 高雄仏光山 高雄←ガンジス川


さて、いよいよ大仏が近づいてきた。

近くで見るとかなりの大きさで、威風堂々とした金ピカの像がこちらを見つめてくる。

大仏は本館の上に鎮座している。

仏光山 高雄仏光山 高雄


では、本館に入る。

パンフレットに書かれていた ぜひ見るべきものの玉殿 は靴を脱いで入ると供え物が渡される。正面には祭壇があり、ここに仏陀の骨が安置されているという。

列に並んで進んでいくと、ろうそくをかたどったランプといくつかの野菜が渡される。係りの人に言われるままそれらを祭壇に捧げ、お祈りをする (させられる)

心の中で 「世界平和」 を祈っておいたが、特に信心しているわけではないので、たぶん、ご利益はないと思われる。


ここを出て、「仏陀の一生」 という4D映画を見る部屋に入る。

仏光山 高雄仏光山 高雄


映画は中国語のアニメーションで英語の字幕が入っていた。タイトルは 「仏陀の一生」 だったが、実際は、かわいらしい女の子が髪の毛を売って、そのお金を寺に寄付するといったストーリーであった。

かわいい娘はショートもやっぱりかわいかった。

4Dも風だけであった。

この後、仏陀の一生を展示したコーナーがあったり、エントランスでフィリピンの伝統舞踊が催されていたりと、とにかく盛りだくさんな内容であったが、何もかもが驚きで、ただただ圧倒されたのであった。







今回の旅で、私が一番行きたかったのが、仏光山 ぶっこうさん。

どんだけ~? それは いっこうさん。

蓮池潭からタクシーで新左営駅まで戻り、バスを待っていると、

「バス70TWD、50分~、タクシー100TWD、30分~!」

と客引きが声をかけてくる。一瞬気持ちが揺らぐが、ここでタクシーを選んだら負けのような気分なので、初心貫徹、頑固一徹、星一徹、バスで行くことにする。

仏光山行きバス仏光山行きバス


朝が早かったので、うとうとと寝ていると、あれよという間にバスは仏光山に着いた。時計を見ると30分しかたってない。

バス最高! ちなみに帰りは渋滞などもあって1時間かかった

仏光寺 下淡水渓を見下ろす丘陵地に広がる、台湾最大級の仏教寺院。高さ36mの接引大佛と480体の小仏像が立ち並ぶ大佛城をはじめ、高さ約9mもの大仏3体と1万4800体もの小さな仏像を安置する大雄寶殿、白衣大士聖像と1万体の観音菩薩像が納められた大悲殿など、すべてがビッグスケール。仏陀を中心としたさまざまな場面風景を、電飾を用いて幻想的に再現した浄土洞窟は観光客に人気。(JTB HPより

すでに、2時を回っている、まずは、腹ごしらえ。

バス停から左、坂を上ったところにちょっとしたグッズ売り場とカフェスペースがあった。比較的すいており、食事しているのは袈裟を着たお坊さんだけだった。

仏光山で素食仏光山で素食


とりあえず、お腹もすいたことだし、ここで昼食をとることにする。

メニューは中国語と英語が併記されていて、だいたいどんなものかわかる。食事系は素食と呼ばれる肉を排除した精進料理。あとはドリンクとデザート。

当然だが、ビールはない。

・・・で、注文したのは次の3品。

仏光山で素食仏光山で素食仏光山で素食


上左:麻醤乾半細麺
揚げを肉のように見立てて、味噌をトッピング。細麺と和えていただく。きゅうりが食感とさわやかさを演出する。

上右:素燥飯
いろいろな野菜とマッシュルームをみじん切りにして、甘辛く味付けしてある。思ったよりも濃い味なので、ご飯がすすむ。

下左:乾半刀削麺
平たく短い麺、味付けされた揚げとトマト、そこには醤油ダレがあり混ぜていただく。


素食だが、どれもしっかりと味が付いていて、なかなかおいしかった。

さて、お腹も大きくなったことだし、早速 仏光山見学に向かうとする。








春秋閣の奥は湖に向かって橋が伸びており、五里亭という浮見堂のような楼が建っている。吹く風が心地よかったのでしばし休憩。

その後、隣の北極亭へ移動する。

さっきの春秋閣が鶏に乗った観音像だったのに対し、こちらはひげを生やした鍾馗様風である。

啓明堂啓明堂


鍾馗様と書いたが、実際は玄天上帝神像といい、中華圏では知らない人はいない神らしい。

私たちは昼に行ったのだが、夜に行ったら、けっこう派手なライトアップがされるようで、それはそれでちょっと見たかった。


この像の左右にやはり楼があり、そこで見つけた。

テッテテッテッテテ~テ~テ~

北極亭


ぼく、ドラえも~ん

こういうの、とっても大好きである。


さらに像に向かって歩いていくと、またも見つけた、巫女さんのおみくじ。

今度こそリベンジだ!まわりの観光客に見守られながら、10TWDを入れると・・・、

動いた~!  その様子はぜひ動画でご覧ください。↓




コインを入れる→巫女さんおみくじを取りに行く
→巫女さん戻ってくる→おみくじ落とす


巫女さんの動きがなかなかいい感じで、まわりの人たち (台湾人含む) から拍手が沸き起こった。


さらに、その横にあったのが、金色の鶏みくじ。

こっちは何と50TWDもするのだが、ここまで来たら日本人代表としてもやらねばなるまい。

・・・で、やってみた。↓




産まれた~!!

金の卵から出てきた金運上昇のお守りはさっそく財布に入れた。

きっと、さっきの10TWD どころではない、億万長者への道が約束されているに違いない。

ありがとう、台湾! ありがとう、鶏!!

金持ちになった暁にはまたここに来ようと思う。







春秋閣の中にはアジアでよくあるちょっと笑える仏画が描かれていた。


春秋閣 高雄


ま・ゆ・げ  ぼよよーん!!




春秋閣 高雄


お・な・か  ぱっかーん~!




春秋閣 高雄


けんかをやめて~ ふたりを止めて~ 

私の~ために~争わないで~♪




春秋閣 高雄


お前ら、父ちゃんをどこに連れて行く気や~!

寝室に決まってるやろ~

裸で寝たら風邪ひくで~!


春秋閣 高雄


耳かゆいねん~




春秋閣 高雄


よーし、よし、よし   by ムツゴロウ




春秋閣 高雄


ムツゴロウさ~ん、私も仲間にしてくださ~い。



春秋閣 高雄


げっ 激辛食ってもた~!




春秋閣 高雄


ナナナナ~♪ ナナナナ~♪

なんだ こいつ~!

変な生き物に追いかけられてる~