突如インドネシアに行くことになった。

インドネシアといえば、バリ。

青い海、どこまでも続く白い砂、魅惑のケチャックダンス、ロマンティックな夕日を眺めながらのディナー、禁断の恋南の島が俺を待ってるぜ~!


・・・


・・・ジャカルタ

何でジャカルタなんだよ~!

・・・というのは今回は単なる観光ではないからである。あまり、詳しく書くとわが家の個人情報が特定されそうなので (といっても書いている内にわかりそうだが)、ざっくりいうと息子がある競技で世界大会に出ることになったのだ。

その会場がジャカルタなのである。そして、その応援に行くことにしたのである。


出発は14日、金曜と、月曜の仕事を休んで行ってきます。




帰りは到着の時間が遅く、リムジンバスが使えないので、関空へは車で行くことにした。

前回の旅行の記事で、「京奈和道と高田バイパスを使うと無料区間が多いので安い」 と書いたが、よくよく調べてみると、西名阪を使ってもそんなに変わらない。

今回は軽自動車で行くのでなおさらである。(片道1800円+パーキング5000円+ガソリン代)


23:30発のシンガポール航空は ほぼ定刻通りに離陸。夜が遅いので、

さっさと飲むものを飲んで寝たい。

ドリンクメニューを見るとシンガポール名物、シンガポールスリングがある。

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斜め前のおっさんは、“シンガポールスリリング” となかなかスリリングな間違いをしていたが、CAは事務的に注文を受けていた。

最近はLCCを使うことが多かったので、目の前にモニターがあるのは久しぶりである。私はうれしがって、真夏の方程式 と タニタの社員食堂 と パシフィックリム を 早送りで見た。

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芦田愛菜の演技が秀逸だったと感想を記しておく。


寝ているのか、起きているのか、よくわからない状態で約4時間、早朝4時に起こされる。朝食は鯖の塩焼き、なかなか渋い。パンが付いているところがますます渋い。

チャンギ空港には定刻よりも早く、5:00着。トランジットバウチャーをもらってジャカルタ行きの飛行機に乗る。

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それはそうと、夜通し寝ずに操縦をしていた機長には心から感謝の意を表したい。ごくろうさまでした、そして、おやすみなさい。






シンガポール・チャンギ空港で乗り換え、いざ、ジャカルタへ。

6:45発、1時間半のフライトだったが、朝食が出た。

今日2度目の朝食である。

さっきは鯖だったので、今回は、私がビーフン、嫁さんはスクランブルエッグをチョイス。ビーフンにはピリ辛の海老味噌が付いていて、インドネシアに来た実感がわいてきた。

2度目の朝食だが、一回目から3時間ほど経っているので、ここはおいしくいただいた。

シンガポール航空機内食シンガポール航空機内食


入国審査でインドネシアビザ25$を支払い外に出たら・・・、

暑っ!!

10℃の大阪から、まだ朝なのに27℃のジャカルタへ。冬服を脱いでいきなりTシャツへ衣替え。

ここで、この旅でお世話になるS君と待ち合わせ。若干使い慣れないインドネシア携帯に苦労しながらも無事会うことができた。

ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港


ただ、こちらは9人という大人数なのと、競技のための荷物が多いのとで、あと2台タクシーをつかまえる。 これが、市内まで1台15万ルピア。2台で300000ルピア。

約1500円と 「0」 を2つなくせばいいだけなのだが、突然大金持ちになった気分である。


まずは、選手団が泊まるホテル、アストンマリーナに行って、荷物を降ろし、登録などの手続きを行ってから、会場であるアンチョール・エコパークへ。

セットアップ開始までの時間に昼食を食べる。

場所はパーク内の 「OUTBOND Rest」 という店。

OUTBONDO REST JAKARTAOUTBONDO REST JAKARTA


まだ、11時前だったが、S君が交渉してくれたので開けてもらえた。メニューにはナシゴレンやサテなどの定番のものに加えて、スープなどもある。

壁にはヤモリなんかもいて、「東南アジアに来たなあ」という旅情があふれてくる。

ナシゴレンミーゴレン


初めてのインドネシアでのレストランだったので、日本でもメジャーになっているインドネシア料理をいただくことにした。

左:Nasi Goreng (20000Rp / 200円)
ナシはご飯、ゴレンは揚げ炒め。インドネシア料理の定番だが、結局チャーハン。醤油がインドネシア風というか、何というか、ちょっと違う感じ。日本では目玉焼きが乗ることが多いが、あれはスペシャルで、普通はない。

右:Mie Goreng (20000Rp / 200円)
ナシゴレンの麺版、いわゆる焼きそば。ナシゴレン同様、クルプック(エビ味などの揚げせんべい)、生のきゅうりが付く。

サテ・馬グアバジュース


左:Sate Sapi (40000Rp / 400円)
これも日本で定番のサテなのだが、メニューには、Ayam とSapi があって、アヤムは鶏、サピは馬。珍しいので馬をいただいてみた。鶏よりも脂が多く、ジューシー。ご飯が進む。

右:Juice Jambu (15000Rp / 150円)
グアバのジュース。もともと甘いのに砂糖を入れるからさらに甘い。


さて、私たちはここまで。明日の大会に備えて準備を始める息子達を残し、今夜の宿探しに出かけることにする。






さて、準備を始める選手団を会場に残し、私たち夫婦は今夜の宿探しに出かける。

息子と同じホテルという選択肢もあったのだが、試合するために来たのか、旅行で来たのか、境界が曖昧になるのがイヤだったので、あえて、私たちは別のホテルに泊まることにしたのだ。

とはいえ、あまり遠くというのも何なので、会場であるアンチョールに ある程度近いマンガ・ドゥア辺りでホテルを探す。

まず、タクシーでコタ駅まで行き、ジャラン・マンガ・ドゥアを会場方向に向かって歩いたが、なかなか見つからない。あっても部屋が空いてなかったり、値段が高すぎたりしてピッタリのところがない。


こんなときは焦っても仕方がないので、とりあえず、コンビニでビンタンビールを買って休憩。

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日本での情報ではインドネシアはイスラムの国であり、アルコールはほとんど手に入らない、ビールはともかく、他の酒は手に入っても超高額とのことである。

そんなことだから、人前でビールを飲むのも、嫌悪感があるのかと思ったら、店前のテーブルで飲むのも全然問題ないとのこと。

嫁さんはマグナム(東南アジアで人気のアイスクリーム)、チョコレートアイスをチョコレートでコーティングしたもので、鼻血が出そうな甘さであった。

1kmほど歩いただろうか。私たちに見合ったホテルが見つからないので引き返すことにする。そのとき通ったのが、ここ。

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マンガドゥア・モール。

インドネシアの秋葉原といわれるショッピングモールで、パソコンや電気製品だけでなく、オタクっぽい品物を売る店が所狭しとどこまでも続いている。

こんなところを歩いていてもホテルなんか見つかるかい!という声が聞こえそうであるが、おっしゃる通りである。

ただ、信号がほとんどないので道を渡るためには歩道橋を使うしかなく、その続きがショッピングモールだったりして何となく吸いこまれてしまうのである。


結局、グロドックというチャイナタウンにほど近いエリアまで戻り、ホテルプラザ・グロドックという宿に決める。

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一泊一部屋3800円ぐらい。冷蔵庫がないのとWifiが弱いのがつらいが、シンプルできれいな部屋であった。周りが下町らしく賑やかなわりに、大通りに面してなくて、静かなのも気に入った。


夜ご飯はガジャ マダ通りの食堂へ。人がたくさん入っていたので地元の人に人気なのだろう。ただ、ビールがないので、近くのセブンイレブンでビンタンを買って氷だけもらう。

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イスラムの国であるインドネシアでは基本アルコール類はメニューにない。もちろん、中華系の店や外国人向けの店にはあるが、庶民が通うような店にはほぼおいてない。そんなときは外でビールを買ってきてアイス (2000Rp / 20円)だけを注文し、そのグラスにビールを入れて飲む。

ここ、麺類が評判らしく、クイッティオ(米の平打ち麺)、ビーフン(米の細麺)、ミー(小麦の麺)を炒めたり、スープに入れたり、具を替えたり、あんかけにしたりして出す。

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左:KWE TIAU SIRAM (31000Rp / 310円)
クイッティオは米の平打ち麺。シラムは「水をかける」ということでスープ麺ということになる。具は牛タン、こんにゃくのような食感のアキレス腱。

右:KWE TIAU GORENG (31000Rp / 310円)
クイッティオを甘辛い醤油で炒めた焼きそば。具は牛肉、もやしなどの野菜。辛みのソースをつけると味ががらりと変わる。

さすがに人気の店、なかなかの味であった。


ホテルに帰って、シャワーを浴びて、この日は就寝。長い一日であった。





朝5時に目が覚めた。

これはおそらく-2時間の時差があり、日本が7時だから、体がそうなっているからだろう。嫁さんも起きたから間違いない。

ならば、せっかくなので、朝ご飯を食べに街に出ることにする。

行き先はホテルからは歩いて5分ぐらいのところにある中華街、といっても、多くの国の中華街のように、どどーんと大きな門があって、「ここから先は 中国アルよ」 といった派手さはなく、何となく地味な印象であった。

これにはいろいろと理由があるようだがここでは割愛する。知りたい方は“インドネシア・中華系”あたりで検索してみて下さい。

ジャカルタ 中華街ジャカルタチャイナタウン


まだ6時前だったが、市場の準備をする人達で賑わい出すころであった。

道の両側に色とりどりの野菜、果物、雑貨などの屋台があり、その奥に荒物屋や仏具屋などの店舗が並んでいる。

中には 生きた鶏と丸鶏を並べる店があって・・・、つくづく鶏に生まれなくて良かった と思う今日このごろ、鶏さんありがとう。 合掌

ジャカルタ 中華街ジャカルタ 中華街


また、新鮮な魚や貝を売る店もあって、おっさんが 「イカ買わんか」 と言ってきたが、「旅行者にイカ売ってどうすんねん」 と答えておいた。

朝早いのに人通りもそこそこあり、バイクやバジャイ (タイのトゥクトゥクのような三輪タクシー) も歩いている人のすぐ横をすり抜けていく。


しばらく歩いていると、お寺の入り口があった。正面ではなく、横から入る感じであったが、そこにいたおっさんが、「ここから入れ」 と手招きした。

金徳院 ジャカルタ金徳院 ジャカルタ


金徳院という華人のためのお寺。

入り口すぐのところに立つお坊さん、頭はつるつる、お腹は出っ張り、白い歯をむき出しにして、真っ赤なほっぺたで、金玉満堂の器を掲げている。

そんなもん堂々と掲げられても、放送コードに引っかかってしまうのではないか、と心配してしまうのだが、実際は金や玉(宝石のこと)がお堂に満ちあふれるという縁起のいい言葉だそうだ。

金徳寺ジャカルタ 中華街


堂の中は直径40cmはあろうかというろうそくやぐるぐると巻かれた線香などで煙が充満しており、幻想的な雰囲気である。

地元の人達は、入り口で線香の束を買い、左回りにいろいろな像の前で一本ずつ挿しながら進んでいく。朝ということもあり、観光客は私たちだけで、みんな真剣な顔でお参りしている。

中華系のお寺らしく、お金をくわえたコウモリの絵なんかもあって、金運アップの御利益がありそうなお寺であった。


一通り、お寺を見終わったころにはいろんな店がほぼオープンしており、その中の一軒の店で朝食を食べることにした。

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英語も通じないし、メニューもあってないようなもの、適当におすすめのものを指さしで注文したら、
3皿も出てきてしまった。

しかも、スープ餃子(のようなものが2皿)。AJI-NO-MOTO (味の素) と書かれた皿が、さすがアジアという雰囲気を醸し出していた。

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左:和え麺
ガラスケースの麺を指さして注文したら、汁なし麺が来た。小麦の麺に少量のタレをからめていただく。鶏皮、フクロタケ、小松菜などの具が乗る。テーブルのフライドオニオンやサンバルソースを好みで入れる。

中:スープ餃子
鶏のスープはやさしい味わいで、朝食にぴったり。餃子の具は海老。

右:スープ餃子
こちらの具は豚。インドネシアではほとんど食べられないのだが、ここは中国、普通に豚が出てきた。


さて、お腹も大きくなった。途中、荒物屋さんがあったのでのぞいてみると、キッチュなデザインの品々が並んでいたりして、嫁さんはお茶を入れるポットやホーローの器を買っていた。

ホテルへ帰る。