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ここ数年、家族の時間が合うのは夏よりも冬。

今年も冬の休みの方がスケジュールが合わせやすかった。

とはいえ、長い旅程は難しいし、正月を含むと旅費も高くなる。

そんな条件で、候補に上がったのが、成都。

詩聖・杜甫ゆかりの地であり、三国志ファンにとっては聖地ともいえる、何より、麻婆豆腐や坦坦麺などの本場の四川料理も食べてみたい。

さらに直行便があり、関空から5時間ほどで行くことができる。


スカイスキャナーで調べると、何と往復で3万円ほどのチケットがあった、Travelgenioという旅行会社であったが、安さにつられてここに決めたことが悪夢の始まりであった。

注文を確定した後、カード番号を入れたのだが、しばらく経った後、このカードは使えませんとの連絡が来た。別のカードで試してみたが、同じく拒否された。

どうもここ、スペインの会社らしく、セキュリティーかなんだかよくわからんけど、スペインと日本との間に違いがあるようだった。

仕方がないので、ホームージに載っている東京のカスタマーセンターに、どうすればいいか聞こうと、電話をかけたが通じない。日を変え、時間を変え、電話をかけ続けたが変な音楽が流れるばかりでいっこうにかからない。メールもない。

この会社を検索してみると、いろいろと問題があることもわかってきた。どうも、払えないからとほっておくと、キャンセルされた後、手数料だけ取られるとのこと。

最悪 ○| ̄|_

かくなるうえは最後の手段、スペインの本社に電話、は さすがにできないので、“支払おうとしても何度も拒否された” “日本のカスタマーサービスに何度も電話したが出ない” ことなど、こちらに非がないことを切々と書いたメールを翻訳ページを使って送り、何とかキャンセルすることができたのである。

これを読んでいる皆さん、スカイスキャナーで航空券を予約するときには、よく旅行会社のことを調べて、言葉に自信のない人は日本語のカスタマーサービスがちゃんとしているところにしたほうが無難です。


さて、無事キャンセルのされたことを確認し、もう一度チケットを取りに行く。

同じ失敗はしたくないので、日本の会社にしようと思ったが、DeNAとHISが、45500円、JTBが50500円であった。嫁さんはそれでもいいからと言っていたが、それは平日の昼間にずっと電話をかけ続けていたのがこたえていたからである。

いろいろ見ているとCtrip という会社が気になる。中国系ではあるが、楽天の子会社だった時期もあったそう。しかもスカイスキャナを買収するほどの大手だという、調べてみると日本語対応のサービスにも問題はなさそうだ。

もう一度同じ轍は踏みたくないが・・・どうする?

悩みながら、数日を調べた結果、ここで取ってみることにした・・・、ら、注文確定後、数分で eチケットが送られてきてあっさりと取れたのである。

結局、往復1人 33874円、3人で10万ちょっとという値段でチケットは取れたのである。


出発は12月31日、帰国は1月4日、3日と少しの成都旅行であるが、今後このブログで旅の様子を伝えていきたいと思う。ぜひ読んでくださいませ。







私たちの旅行では出発前に何かしら問題が起きることが多い。

今回の成都旅行にあたって、例えば、大気汚染の問題も 「非常に健康によくない」 と発表されていたが、「心疾患や肺疾患を持つ人は屋外での活動を自粛してください」 ということなので大丈夫であろう。

また、中国では写真を撮っているだけでスパイ容疑で捕まるとか、言われているが、ニュースになるぐらいだから確率は低いであろう。

ネットで、天安門事件やくまのプーさんなどの検索も控えておくことにする。


しかし、それよりも もっと重大な問題が起きたのである。いや 「起きた」 というよりもこちらのミスなのだが、

息子のパスポートの残存期間が1ヶ月しかないことに今気づいたのである。

やばい・・・

今から申請に行っても間に合わない。


調べてみたら、中国の入国については 「パスポートの残存期間が6ヶ月が望ましい」 とある。

望ましい?

望ましいとはどういうことか・・・、

さらによく調べてみると、入国できるかどうかは、入国管理人の気分によるとのことであった。

要するに旅行中にパスポートが切れたらどないすんねん、ということらしい。

私たちの旅行は、12月31日入国、1月4日出国である。

息子には、帰りのチケットをすでにとってあること、ホテルも4泊とってあることを全面的にアピールし、この危機を乗り切ってもらいたいと思う。


P.S. もしも、息子の熱意が入国管理人の心に届かず、入国できなかった暁には成都の空港で4日間過ごすという超退屈なブログになることを前もってお知らせしておきたいと思う。







奈良交通のリムジンバスはたいてい予定時刻よりも早く着くが、この日は特に早く、70分で 関空第一ターミナルに到着した。

10分も早い。

大晦日という誰もが忙しく、慌しい一日に、のんびりと旅行しようと思う人間がどれほどいるのか・・・

と思いながら、関空に着いたら大賑わいであった。

ひと通り、ショップやレストラン街を見ていると、そろそろ、チェックインの時間が近づいてきた。

成都 関空成都 関空


さて、今回の旅行前の最大の懸案事項、息子のパスポート残存期間問題である。

自動チェックインの機械にパスポートをかざしたら、私と嫁さんのパスポートはピッという音とともにあっさりとチェックインできたのだが、息子のパスポートの番になると、しばらく考えた後、「係員に問い合わせてください」 と出た。

やはり、機械に熱意は通じないみたいだ。

そのまま、カウンターへの列に並び、係りの女性に 「入国は大丈夫か」 と聞いてみると、

「たぶん大丈夫でしょう。」

と、安心していいのか、どうなのか、わからない答え。

その後、出国のときに帰国日を聞かれたりしながらも、私たちを乗せたCA462便は予定よりも10分早く、とりあえずは無事に日本を飛び立ったのであった。


さて、中国国際航空は一応キャリアである。

離陸後すぐに機内食が出た。

「ビーフ or チキン?」 とお決まりのフレーズとともに出てきたのは、

鶏の唐揚げと牛丼であった。

中国国際航空 機内食中国国際航空 機内食


成都行きだけに麻婆豆腐とか坦坦麺が出るかと期待していたが、大阪発である。日本食でも仕方がない。

それにしても 不思議だったのは、飲み物の注文である。

ソフトドリンクやビール(ぬるくて薄い)はあったのだが、ワインを頼むと、

「アフター、ディナー」 と言われてしまった。

中国ではワインは食後の飲み物なのか?

謎ではあったが、食中はビールを飲み、食後にワインをいただいた。(どなたか中国とワインの関係について知っておられる方がいれば教えてください)


成都には予定通り、22時10分に着いた。

最後の難関、イミグレーションである。

・・・といえば、すごく大変だったみたいだが、実はあっさりと通ってしまった。

ただ、じゃあ残存期間がなくても全く大丈夫かといえば、私たちの場合、

 ① 息子は高校生で親と一緒に旅行している。
 ② 帰りのチケットも現地滞在のホテルも決まっている。
 ③ パスポートの中に出入国の記録が中国を含めてたくさんある。

などの条件があったということは一応付け加えておきたい。


入国は無事にすんだ私たちであったが、預けた荷物がなかなか出てこない、検疫を通過するための機械も調子が悪いらしく、長蛇の列である。

成都成都


夜中だったのでタクシーを使ったが、中心部に入ると渋滞してしまった。

窓の外には頭に光る角をつけたカップルや背中に風船をつけた若者たちが歩道を歩いている。前を走っているタクシーの後部座席の窓から吐いている青年もいた。

そう、今日は大晦日である。中国では春節がお正月というのはわかっていたが、若者にとっては浮かれたい日なのかもしれない。

新年はタクシーの中で迎えた。

HAPPY NEW YEAR!!

成都成都


今回は4日間という短期、しかも、正月も含むので日本でホテルを予約していた。

春熙路という成都きっての繁華街にあるアネグランドホテル(岷山安逸大酒店)。

3人が泊まれるファミリールームが3泊で (←ここ覚えておいてください) 23610円。一泊約450元であった。

夜遅かったこともあり、フロントにはスタッフが一人だけいた。ネットには英語が通じると書いてあったが、中国語しかできないので、なかなか会話が難しかった。

それでも何とかチェックインを済ませ部屋に入る。

成都成都



さて、機内食以降何も食べていないのでお腹がすいた。

まだ表は人通りもあるようだし、コンビニぐらいは開いてるだろうと外に出た。

ホテルの周りは歩行街になっており、若者がまだたむろしていた。少し歩いた大通り沿いに屋台が並んでいた。

その一番右の串の屋台が気になったので、ここで牛串、イカ串、タコ串を買ってホテルに戻る。

成都 串焼き成都 串焼き


これが私たちの2018年最初の食事である。

味はスパイスがしっかりと効いた麻辣味、成都に来たと実感したのであった。
(辛さ3・シビレ2)


こうして、長い一日はとりあえず終わったのである。







昨日、正しくは今日、3時に寝たが、朝、6時に目が覚めた。

3時間しか寝てないけど元気だ。

私がごそごそしていると嫁さんも起きたので、息子を部屋に置いて、明日の楽山行きのチケットを買いに行く。


成都の地下鉄を初めて利用したが、券売機はとっても簡単だった。

画面に路線図が表示されており、行きたい駅をタッチするだけ。人数を入れると料金が表示される。

成都 地下鉄成都 地下鉄


春熙路駅から地下鉄で一駅、新南門にバスターミナルがあり、郊外行きのチケットはここで売っている。

「一駅ぐらいなら歩けるだろ」 という声が聞こえてきそうだが、2元ということは36円ぐらいである。

冬の早朝の徒歩15分を考えると断然 楽である。

朝一番の楽山大仏行きのバスは7時、チケットを買おうとクレジットカードを出したら使えなかった。

仕方がないのでバスターミナルを出て、道を挟んだ向かい側にあるATMでお金をおろして支払った。159元(3人、片道)。 

成都 新南門バスターミナル成都 新南門バスターミナル


無事、明日のチケットが買えたので、地下鉄で春熙路に戻る。

あたりはそろそろ夜が明けて、明るくなってきた。道には仕事に行くのだろうか、駅に急ぐ人がいて、昨日出たゴミをきれいに掃く人がいた。

日本は元旦だが、ここは平日な感じであった。


今回泊まるホテルは朝食付きであったが、近くに開いている店があったので入ってみる。

成都 羅記肥腸粉成都 羅記肥腸粉


羅記肥腸粉

12元の酸辣粉と15元の肥腸粉の違いは豚の腸が乗っているか乗っていないかいだけであった。

店のおばちゃんが注文のとき 「HOT?」 と聞いてきたが、これは 「辛くても大丈夫?」 の意味か、「辛いの入れる?」 の意味か。

成都 羅記肥腸粉成都 羅記肥腸粉


それにしても、なかなかの辛さ。さつまいもが原料の粉は、春雨のようなつるんとした食感。ゆでた豆と半生のもやしがいい感じで存在感を出していた。(辛さ5・シビレ5)

勧められて注文した鍋魁 (写真右) はサクッとしたパイ生地に豚肉 (牛肉もある) をはさんだ四川風バーガー。(辛さ1・シビレ0)


息子を起こして、ホテルのビュッフェにも行ってみる。

岷山安逸大酒店岷山安逸大酒店


さっき食べたばかりなので、軽くのつもりだったが、なかなか品数も多く、地元料理も多かったので、いろいろとってみる。

特に麺のコーナーには若いコックがいて、注文を聞いてから麺を茹でてくれる。

スープは4種類から自分で選ぶのだが、白いスープを選んだら、これが鶏白湯であった。(辛さ0・シビレ0)

日本で少し前からブームになっているが、中国では普通に親しまれているのを知り、中国4000年の歴史を感じるのであった。








今回の旅程は4泊5日、最初と最後の一日はほぼ移動で使ってしまうから、実質3日間である。

2日目は楽山で一日使うので、1日目にできるだけ成都市内の見どころを押さえておきたい。

まずは三国志好きの息子が行きたいと言っていた武候祠へ。地下鉄高枡橋駅で降りて、まずは武候祠横街を歩いた。

ここはチベット人が多く住む地域で、俗にチベット人街と呼ばれている。

道にはチベット仏教のえんじ色の袈裟を着たお坊さんが歩き、仏具やチベットに関する雑貨が置かれた店が並ぶ。

武候祠横街 チベット人街武候祠横街 チベット人街


突然ですが、ここで質問です。

チベット仏教には、殺生泥棒不倫無意味な言葉他人を傷つける言葉仲たがいさせる企み他人のものを欲する他人を害しようと考える仏法を否定する、という十の不道徳を慎みなさいという戒律がある。(四部医典論説部第13章)

この十戒、あなたはいくつ守れているでしょうか。



ちなみに私は6つです。(どれが守れてないかは想像におまかせします。)


さて、以前から欲しかったものがあった。

それはマニ車という、車を一回回すと一回お経を読んだのと同じ功徳が得られるというありがたいチベット仏教の仏具である。




さらに、ソーラーで自動で回り、勝手に功徳を積めるという、何ともすばらしいエクセレントなものがあるらしい。

これは何とかしてゲットしたい。 できれば、残り4つの不徳を赦していただきたい。

ブツはすぐに見つかった。多くの店でそれは売っていた。

はじめ、車のダッシュボードに置くつもりで探していたのだが、思っていたよりも大きいものばかりで、小さめのものがなかった。

ならば、ある程度小さくて、色がきれいで、よく回るマニ車が欲しい。

いくつかの店を回って、回り具合をチェックしたり、値段を聞いたりして、結局、店頭で一番元気よく回っていたきれいなブルーのマニ車をゲットした。

リビングの窓際に置こうと思う。

100元で、私の来世は安泰である。



息子が 「お腹が痛い」 と言いだした。昨日から辛いものばかり食べていたからだろう。休憩がてらチベットレストランに入る。

この後、食べる予定もあるので、ここは軽くヤクの肉のパオをいただく。

DSCF8131.jpgDSCF8139.jpg


鮮牦牛肉包子

これは小さめの豚まんのようなもので、ネパールならモモと呼ばれるもの。

チベット人が好んで食べるというヤクの肉は、ミンチにされているからだろう、思ったよりも柔らかく水牛の味に似ていた。(辛さ0 ただしタレは3・シビレ0)

ちなみにラサビールは超薄味、チベットミルクティーはバターの香りがした。

阿热藏餐老店
A're Tibetan Restaurant
武侯祠东街3号附2
10:00-22:00
成都に5店ほどあるチベット料理のチェーン店のようです。


P.S. 我が家のソーラーマニ車です。今日も元気に回って、功徳を積んでくれています。