錦里の人ごみを抜けて、次の目的地 杜甫草堂に向かう。

移動手段は成都景区直通車という観光地間を結ぶバス。

一人6元で循環ルートが乗り放題になる。

主な観光地をダイレクトに結んでるから、私たちのように1日でさくっと見どころを回りたい人にはぴったりである。

成都景区直通車成都景区直通車


武侯祠から杜甫草堂まで約15分で到着。

入口でチケットを買おうとすると、“学割” という文字が目に入った。

息子は高校生、一応生徒手帳も持ってきていたので、ダメもとで見せてみると、しばらく見た後、半額にしてくれた。

中国でも日本の生徒手帳は使えるみたいだ。

杜甫草堂杜甫草堂


杜甫草堂は中国盛唐の詩人・杜甫の博物館である。

杜甫といえば 「絶句」 が有名だが、この詩が詠まれたのが成都である。

「江は碧にして鳥はいよいよ白く 山は青くして花は燃えんと欲す」

対句の中に色彩が散りばめられ、南国の明るい風景が描かれる前半から、「今春看すまた過ぐ 何れの日か是れ帰年ならん」 と続く。

故郷 長安の戦乱を避けて家族とともに成都に逃れているとき、故郷を思って歌った詩である。

「いつになったら帰れるのだろうか」 と綴る杜甫の思いは、故郷に帰れない寂しさとともに故郷が戦乱によって荒廃していくことを嘆く。

杜甫は社会の矛盾を憂い、常に弱者の立場で詩を作りつづけたのである。

杜甫草堂杜甫草堂


園内には、杜甫が住んでいた茅葺の庵が復元されており、各部屋には再現された机やベッドが置かれていた。

ここで杜甫が詩作していたと思うと感慨深いものがある。


資料館には杜甫の一生がパネルや彫像で紹介されていた。

よく酒を飲んだとされる杜甫が酔っ払って 「ぱあ~」 と手を広げている像があった。

杜甫草堂杜甫草堂


解説のプレートがすべて中国語なので実際はよくわからないが、杜甫の人並みを垣間見ることができてやはり感慨深かったのである。

こうして、息子が武侯祠を楽しんだように、私は杜甫草堂を堪能したのであった。


「ぱあ~」








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