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寛窄巷子で変面を鑑賞した後、タクシーをつかまえて青羊宮へ。

ここは道教の始祖、老子が青い羊を連れて通ったという伝説が残る、成都最大の道観 (道教寺院) である。

見どころは南から北へ直線に並んでいるが、その一つが八卦亭、81匹の龍が彫られており、内部には老子が函谷関を出る場面の像が祀られている。

青羊宮青羊宮


そこから さらに進むと三清殿という黒い建物があり、その前にある動物の像が一番の見どころである。

像は一対あり、右側の像は、耳はネズミ、鼻は牛、爪はトラ、口はウサギ、角は龍、尾は蛇、顔は馬、ひげは羊、首は猿、目は鶏、腹は犬、尻は猪という十二支をかたどっており、撫でると災厄を祓うとされている。


上半身人間で下半身が馬のケンタウルスとか、頭がライオンで、胴体が山羊で、尻尾が毒蛇のキマイラとか、世界にはいろいろあるが、

さすがに12種類の動物が合体したものはない。

青羊宮青羊宮


私はお寺などで願い事を言うときたいてい世界平和を祈るのだか、どこをさすっていいものやら、そもそも触る場所によってはセクハラで訴えられそうで、躊躇してしまうのである。

とりあえず、私たちも自分の体の悪そうなところをなでたが、全体的にピカピカに光っていた。


それはそうと隣に対になった左側に普通の羊の像があるのだが、こちらは特に珍しくないのだろうか、周りに人も集まっておらず、さびしい感じでたたずんでいた。

青羊宮青羊宮


やはり、ちょっと変なぐらいの方が人気が出るということか。

寺院内は観光客はほとんどいなくて、ほとんどが中国人であった。それだけ地元の人たちの信仰が厚いお寺なのだろう。

その後、裏側に出口があれば、地下鉄の駅も近いというのに、出られず、もう一度、入口まで戻って、かなりの距離を歩いて、通恵門站から春熙路站に戻ったのであった。


青羊宮
住所   610072 中国成都青羊区成都市一环路西二段
電話番号 +86 28 8776 6584
開門時間 8:00~18:00
入場料  10元


P.S このときは滞在していたホテルで大変なことになっていたことを、私たちはまだ知らない・・・。









この日の気温は3℃、今年一番の寒さである (といってもまだ1月3日だが…)

パンダ基地から成都景区直通車で寛窄巷子へ。

約300年前の清代に築かれた古い街並みが、成都の若者が集うモダンなエリアに大変身。寛巷子、窄巷子、井巷子の3本の路地から成り、四合院と呼ばれる古民家がおしゃれなカフェやレストラン、ショップとしてリノベーションされている。

寛窄巷子寛窄巷子


一昨日に行った錦里よりは多少本物っぽい感じはするが、リノベーションされすぎていて、生活感は全く無い。地元の中国人や海外からの観光客もたくさんいて大いに賑わっていた。

ちょうどお昼時だったので、ランチを食べられる店を探す。

店頭にコンロが置いてあって、小鍋がぐつぐつ煮えている。

小鍋はいくつか種類があったが、ひとつは間違いなく何かの脳みそであった。大きさからおそらく羊であろう。


その奥には今度は大きな鍋に麻辣湯が煮えていて、まわりに串が並べられている。

これは成都の名物料理で串串香と思われる。

これもこちらにきてまだ食べたことがなかったので、この店に入ることにする。

寛窄巷子寛窄巷子


茶马江湖
窄巷子45号
KuanZhai XiangZi TeSe ShangYeJie, Qingyang Qu, Chengdu Shi, Sichuan Sheng,

店の中にはすでに調理された品々が並び、後は温めるだけの状態になっている。

言葉が通じない旅行者にとっては指差しで注文できるのでありがたい。


これ以外にも観光客が喜びそうなメニューがたくさん並んでいて、店内は賑わっていた。

では、今回いただいたものを一挙紹介したい。

寛窄巷子寛窄巷子寛窄巷子


左:羊の脳みそ
日本ではなかなか食べられないが、海外では割とよくある食材で、白子のようなとろっとした味わいが何ともいえない。(辛さ3・シビレ3)

中:串串香
いろんな具材の串から好きなものを選ぶと麻辣湯で煮込んで持ってきてくれる。きくらげ、豚の腸、てっちゃんをいただいた。(辛さ4・シビレ3)

右:腊肉・腊腸
腊肉 (ラーロウ) は豚ばら肉の塊に塩、酒、五香粉、花椒などをふりかけて、手でもみこみ、1日おいておいたものを1週間以上、風通しのよいところにぶら下げます。水分が抜け、うまみがました肉を炭火で薫製したもの。腊腸 (ラーチャン) はそのソーセージ版。(辛さ1・シビレ0)


寛窄巷子寛窄巷子寛窄巷子
寛窄巷子寛窄巷子


左上:ちまき
竹の入れたもち米を蒸した料理。(辛さ0・シビレ0)

中上:扣肉
豚バラなどの脂身が付いた肉をトロトロに蒸す、または弱火で煮た料理。(辛さ1・シビレ0)

右上:豚足
こってり醤油ダレで煮込んだ豚足はプルプルの食感。(辛さ0・シビレ0)

左下:水餃子
安定の味。(辛さ0・シビレ0)

中下:豆花
甘いタレがかかった豆腐。(辛さ0・シビレ0)


食後、錦里で行けなかった川劇へ。

入口には28元と書いてあって、実際入ると舞台と席との近さで料金が変わったり、変面を見るなら追加料金だったり、飲み物は別料金だったりして、結局一人50元位になったのである。

川劇 成都川劇 成都


ショーは恐妻家の夫婦のコントに始まり、きれいな女性の舞い踊り、影絵と続き、ラストはお待ちかねの変面ショーである。

変面は数が多いほど難しいと 「探偵ナイトスクープ」 でやっていたが、ここのは5面ぐらいであった。

それでもその速さはなかなかのもので一番遠い席ではもちろん、目の前で見てもわからないようであった。

残念だったのは、三国志の劇が見られなかったこと。店頭の看板には確かに書いてあったのだが、実際に演じられることがなかった。


それにしても寒い。 (この日の最高気温は3℃である)

一人50元の席は入口近くである。






シャンシャンが上野動物園で大人気となり、パンダブームが日本中で沸き起こっているが、私自身はパンダには一切興味がない。

楽山大仏を訪れたとき、大阪から来られたご夫婦とたまたま一緒になった。パンダが大好きで何度も成都に訪れているとのことだった。

今回の旅行でも成都のパンダ基地だけでなく、雅安のパンダ研究センターも行くらしい。

何も成都まで来なくても白浜に…

パンダは別にどうでもいいのだが、何となく行っておかなければならないような気持ちになってパンダ基地を訪れた。

地下鉄に乗ってパンダアベニュー(熊猫大路)駅まで行き、降りたところに停まっているパンダ模様のバスに乗り換える。

入場券込みの料金を払って、いざ出発、

10分間の乗車だったが、その間ずっと前でお姉さんがしゃべり続けていたのはいったい何だったのだろうか。

大熊猫繁育研究基地大熊猫繁育研究基地


大熊猫繁育研究基地

パンダっぽい入口から中に入ると、園内をめぐるカートに長い行列ができていた。もとよりパンダにはあまり興味がないのですみずみまで見る気はない。

さっくりとパンダを見て帰ろうと思う。


5分ほど歩いてまずは成人パンダ。

パンダ基地パンダ基地


人の目を気にせず、笹を食べ続けている。

かわいい、というよりも、パンダもいい年になると人目を気にしなくなるということがわかる。


しばらく歩くと今度は幼年パンダ。

成都パンダ基地成都パンダ基地


全部で9頭いるのだが、そのうち6頭は寝ている。ガイドブックにはパンダは午前中によく活動すると書いてあったが、11時の時点ですでに3分の2は活動を休止しているということか。

それにしても、一度にこれだけの子パンダを見ることができるのはなかなかないだろう。

パンダコパンダコパンダ

シャンシャンを見るために必死で抽選に応募している人には申し訳ないが、興味のない人間にとってはまあまあである。


その後、レッサーパンダとか孔雀とかパンダ以外のものも見て、これでよし。

成都パンダ基地成都パンダ基地


帰りは昨日も使った成都景区直通車 (バス) で市内へ戻る。







陳麻婆豆腐店を出て、唐宋美食街をふらふらと歩いた。

前にも書いたように ここはフードコートになっており、いろいろな食堂や、テイクアウトの店、土産物店なども並んでいた。

唐宋美食街唐宋美食街


陳麻婆豆腐店で注文したのは4品、3人だったので、もう少しお腹に余裕があった。そこで、気になるものをテイクアウトしてホテルの部屋で食べようということになった。

店頭に大量の動物の頭蓋骨が並べられている店があった。

老妈兔头


店名から兎の頭を売っているようである。日本ではほとんど見ないものだし、成都名物とのことなので一ついただく。ちなみにいくつか味の種類があったが麻辣味をチョイス。

老妈兔头 成都老妈兔头 成都


一口かじってみる…

がり、ごり・・・  辛い…

まず、そもそも頭蓋骨があるから、ほぼ表面に肉はないわけで、そこに唐辛子やら花椒やらががっつり付いているわけだから、ただただ辛いだけである。

したがって、この料理(?)を楽しむには頭蓋骨の中身を食べなければならない。


どうしていいのかわからず、半ばあきらめかけたときに気づいた、上あごと下あごを思い切り開いてみたら中が出るのではないかと。

結果、その通りであった。

身は二つに分かれ、中身を食べることができた。兎の肉らしいしっかりとした歯ごたえと噛むほどに出てくる旨み、そして、やわらかくとろっとした脳みそ。

食べるところはちょっとしかないけどなかなかうまいもんであった。(辛さ4・シビレ3)


武侯祠・九品街でみんな並んでまで食べていたパイナップル飯が売られていた。

菠萝蜜饭 成都菠萝蜜饭 成都


菠萝蜜饭

くり抜いたパイナップルの中にお粥のようなご飯が入っている。

パイナップルの果汁でもち米を炊いたような味。温かくて甘いもっちりと 食事なのか、デザートなのかよくわからない料理だけど、嫁さんと息子は意外とおいしいといって食べていた。(辛さ0・シビレ0)


以前、ラオスでマンゴーライスというマンゴーとココナッツミルクで炊いたもち米の料理をいただいたが、この味に近いと思う。

フルーツと米といえば日本では違和感を感じるかもしれないが、おはぎをイメージすればありなのかなと思う。








成都は、2010年にユネスコ 世界の美食の都 としてアジアで初登録されている。

今回の旅も 「楽山の大仏」 と並んで楽しみだったのが 「食」 で、中でもぜひ食べてみたい、行ってみたいと思っていたのが、

陳麻婆豆腐店

「陳麻婆豆腐店」 は市内にいくつか支店があり、ホテルから一番近かったのが、唐宋美食街というフードコート内にある店。

ちなみに東京や名古屋にも 「陳麻婆豆腐店」 はあるのだが、食べ比べた人の話では味はかなり違うらしい。

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


「陳麻婆豆腐店」 は国によって指定された 「中華老舗」 のうちの一軒で、清時代1862年に成都郊外の万福橋で開業。作った陳さんの顔に痘痕があったので 『陳麻婆豆腐』 と名づけられたとのこと。

ちなみに勘違いしている人が多いのだが、

この陳さんと陳健民・健一氏とは関係がない。


時間は夕方6時過ぎ、客入りはまばらで、私たちは真ん中辺りのテーブル席に着いた。

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


まずはビールをいただきながら、じっくりとメニューを見る。メニューは写真付きなので、分かりやすい。

麻婆豆腐を注文するのは当然として、それ以外を何にするか。よくある中華料理店にくらべるとメニュー数はそんなに多くない。

周りの地元民を見ても、麻婆豆腐と後いくつか一品を注文して食事を楽しんでいる。


ということで、私たちがいただいたのがこちら。

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


左:陳麻婆豆腐
本場の麻婆豆腐は油が多めで、かなり刺激的な辛味と痺れであった。特に花椒の痺れが日本の中華料理店でいただくものとぜんぜん違った。(辛さ5・痺れ7)

土鍋で出てくるので熱々なのがまたいい。白飯は何も言わなくても出たが、麻婆豆腐には欠かせない。東京などの支店で食べたことがないから何ともいえないが、これが本場の味ということでしっかりと舌に記憶しておこう。

右:夫婦肺片
薄切りにした牛のハツに麻、辣、香のタレをかけた冷菜。脂っこいけれどもさっぱりとした味。成都ではポピュラーだが、日本ではあまりない料理。(辛さ3・痺れ2)

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


左:伝統担担面
成都に来てはじめての坦々麺。本場の坦々麺は汁がないとは聞いていたが、日本の汁なし坦々麺ともまた違って、まぜそばのような料理であった。(辛さ3・痺れ5)

右:芹菜炒豆干
セロリと押し豆腐の塩炒め。しゃきしゃきのセロリがさっぱりとした味わい。(辛さ1・痺れ0)


念願だった本場の麻婆豆腐がいただけて大満足であった。レジ近くにレトルトの麻婆豆腐が置いてあったので、土産にいくつか買って帰った。


陳麻婆豆腐店
中国成都锦江区总府路29号