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シャンシャンが上野動物園で大人気となり、パンダブームが日本中で沸き起こっているが、私自身はパンダには一切興味がない。

楽山大仏を訪れたとき、大阪から来られたご夫婦とたまたま一緒になった。パンダが大好きで何度も成都に訪れているとのことだった。

今回の旅行でも成都のパンダ基地だけでなく、雅安のパンダ研究センターも行くらしい。

何も成都まで来なくても白浜に…

パンダは別にどうでもいいのだが、何となく行っておかなければならないような気持ちになってパンダ基地を訪れた。

地下鉄に乗ってパンダアベニュー(熊猫大路)駅まで行き、降りたところに停まっているパンダ模様のバスに乗り換える。

入場券込みの料金を払って、いざ出発、

10分間の乗車だったが、その間ずっと前でお姉さんがしゃべり続けていたのはいったい何だったのだろうか。

大熊猫繁育研究基地大熊猫繁育研究基地


大熊猫繁育研究基地

パンダっぽい入口から中に入ると、園内をめぐるカートに長い行列ができていた。もとよりパンダにはあまり興味がないのですみずみまで見る気はない。

さっくりとパンダを見て帰ろうと思う。


5分ほど歩いてまずは成人パンダ。

パンダ基地パンダ基地


人の目を気にせず、笹を食べ続けている。

かわいい、というよりも、パンダもいい年になると人目を気にしなくなるということがわかる。


しばらく歩くと今度は幼年パンダ。

成都パンダ基地成都パンダ基地


全部で9頭いるのだが、そのうち6頭は寝ている。ガイドブックにはパンダは午前中によく活動すると書いてあったが、11時の時点ですでに3分の2は活動を休止しているということか。

それにしても、一度にこれだけの子パンダを見ることができるのはなかなかないだろう。

パンダコパンダコパンダ

シャンシャンを見るために必死で抽選に応募している人には申し訳ないが、興味のない人間にとってはまあまあである。


その後、レッサーパンダとか孔雀とかパンダ以外のものも見て、これでよし。

成都パンダ基地成都パンダ基地


帰りは昨日も使った成都景区直通車 (バス) で市内へ戻る。







陳麻婆豆腐店を出て、唐宋美食街をふらふらと歩いた。

前にも書いたように ここはフードコートになっており、いろいろな食堂や、テイクアウトの店、土産物店なども並んでいた。

唐宋美食街唐宋美食街


陳麻婆豆腐店で注文したのは4品、3人だったので、もう少しお腹に余裕があった。そこで、気になるものをテイクアウトしてホテルの部屋で食べようということになった。

店頭に大量の動物の頭蓋骨が並べられている店があった。

老妈兔头


店名から兎の頭を売っているようである。日本ではほとんど見ないものだし、成都名物とのことなので一ついただく。ちなみにいくつか味の種類があったが麻辣味をチョイス。

老妈兔头 成都老妈兔头 成都


一口かじってみる…

がり、ごり・・・  辛い…

まず、そもそも頭蓋骨があるから、ほぼ表面に肉はないわけで、そこに唐辛子やら花椒やらががっつり付いているわけだから、ただただ辛いだけである。

したがって、この料理(?)を楽しむには頭蓋骨の中身を食べなければならない。


どうしていいのかわからず、半ばあきらめかけたときに気づいた、上あごと下あごを思い切り開いてみたら中が出るのではないかと。

結果、その通りであった。

身は二つに分かれ、中身を食べることができた。兎の肉らしいしっかりとした歯ごたえと噛むほどに出てくる旨み、そして、やわらかくとろっとした脳みそ。

食べるところはちょっとしかないけどなかなかうまいもんであった。(辛さ4・シビレ3)


武侯祠・九品街でみんな並んでまで食べていたパイナップル飯が売られていた。

菠萝蜜饭 成都菠萝蜜饭 成都


菠萝蜜饭

くり抜いたパイナップルの中にお粥のようなご飯が入っている。

パイナップルの果汁でもち米を炊いたような味。温かくて甘いもっちりと 食事なのか、デザートなのかよくわからない料理だけど、嫁さんと息子は意外とおいしいといって食べていた。(辛さ0・シビレ0)


以前、ラオスでマンゴーライスというマンゴーとココナッツミルクで炊いたもち米の料理をいただいたが、この味に近いと思う。

フルーツと米といえば日本では違和感を感じるかもしれないが、おはぎをイメージすればありなのかなと思う。








成都は、2010年にユネスコ 世界の美食の都 としてアジアで初登録されている。

今回の旅も 「楽山の大仏」 と並んで楽しみだったのが 「食」 で、中でもぜひ食べてみたい、行ってみたいと思っていたのが、

陳麻婆豆腐店

「陳麻婆豆腐店」 は市内にいくつか支店があり、ホテルから一番近かったのが、唐宋美食街というフードコート内にある店。

ちなみに東京や名古屋にも 「陳麻婆豆腐店」 はあるのだが、食べ比べた人の話では味はかなり違うらしい。

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


「陳麻婆豆腐店」 は国によって指定された 「中華老舗」 のうちの一軒で、清時代1862年に成都郊外の万福橋で開業。作った陳さんの顔に痘痕があったので 『陳麻婆豆腐』 と名づけられたとのこと。

ちなみに勘違いしている人が多いのだが、

この陳さんと陳健民・健一氏とは関係がない。


時間は夕方6時過ぎ、客入りはまばらで、私たちは真ん中辺りのテーブル席に着いた。

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


まずはビールをいただきながら、じっくりとメニューを見る。メニューは写真付きなので、分かりやすい。

麻婆豆腐を注文するのは当然として、それ以外を何にするか。よくある中華料理店にくらべるとメニュー数はそんなに多くない。

周りの地元民を見ても、麻婆豆腐と後いくつか一品を注文して食事を楽しんでいる。


ということで、私たちがいただいたのがこちら。

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


左:陳麻婆豆腐
本場の麻婆豆腐は油が多めで、かなり刺激的な辛味と痺れであった。特に花椒の痺れが日本の中華料理店でいただくものとぜんぜん違った。(辛さ5・痺れ7)

土鍋で出てくるので熱々なのがまたいい。白飯は何も言わなくても出たが、麻婆豆腐には欠かせない。東京などの支店で食べたことがないから何ともいえないが、これが本場の味ということでしっかりと舌に記憶しておこう。

右:夫婦肺片
薄切りにした牛のハツに麻、辣、香のタレをかけた冷菜。脂っこいけれどもさっぱりとした味。成都ではポピュラーだが、日本ではあまりない料理。(辛さ3・痺れ2)

陳麻婆豆腐陳麻婆豆腐


左:伝統担担面
成都に来てはじめての坦々麺。本場の坦々麺は汁がないとは聞いていたが、日本の汁なし坦々麺ともまた違って、まぜそばのような料理であった。(辛さ3・痺れ5)

右:芹菜炒豆干
セロリと押し豆腐の塩炒め。しゃきしゃきのセロリがさっぱりとした味わい。(辛さ1・痺れ0)


念願だった本場の麻婆豆腐がいただけて大満足であった。レジ近くにレトルトの麻婆豆腐が置いてあったので、土産にいくつか買って帰った。


陳麻婆豆腐店
中国成都锦江区总府路29号







烏尤寺を出て、ずんずん山を下っていくと南出口に出た。

バス停があるようだが、バスはない。辺りは閑散としていて広い駐車場に1,2台車が停まっているだけであった。

これはまずい。

何とかしてここを出て、できることならダイレクトに遊覧船乗り場まで行きたい。

駐車場の端に一台の3輪が停まっていた。

こちらから声をかけて、「遊覧船乗り場まで行きたい」 とデジカメの写真を見せながら言うと、おっさんは駐車場に停まっていた一台の車に声をかけた。

やってきた運転手が言うには 「25元」 で連れて行くとのこと。

白タク、というか、近所のおっさんというか、とにかく25元で遊覧船乗り場まで行ってやろう、ということである。

25元はちょっと高いと思ったが、まわりに車はないし、ここから歩くのもかなりありそうだし、ここはねぎらずに乗ることにした。

楽山楽山


実際乗ってみるとけっこうな距離であった、途中で橋を何度も渡り、もしかして遠回りしているのではないかと疑ってもみたが、それなら、最初に25元と値段を言うわけがない。

あとで地図で確認すると南出口から遊覧船乗り場までは車だとぐるっと回らなければならない道のりで、10分ぐらいは乗ったのである。


チケット売り場に客はほとんどいなかった。

楽山大仏 フェリー楽山大仏 フェリー


チケットを買い、船に乗り込むと、1階の椅子席はほぼ埋まっていたが、2階のデッキには誰もいなかった。


客がある程度埋まってから運行するのだろう、20分ぐらい待って、船は出航した。

川から見る大仏はまた違った姿を見せていた。

もともと船の安全を守るために作られた大仏である、

船から見るのが本来であろう。


少し微笑んだような穏やかな表情に、私たちのこの一年の安全を祈るのであった。

楽山大仏楽山大仏


八仙洞のバス亭から13番のバスに乗って、肖壩旅游バスターミナルまで市バスで移動。

ここから、成都へバスで帰ろうとしたら、一人のおっさんが声をかけてきた。

「一人70元、3人で210元でどうだ。」

いわゆる白タクである。バス代よりも少し高いが、バスの発車を待つ時間を節約できるとか、直接目的地まで行けるとか、メリットもある。

とりあえず210元を200元に値切って乗ることにした。

バスをタクシーにしたら、早く着くだろうと思っていたのだが、運転手は常にスマホを操作しており、途中、荷物を載せたり、もう一人(こっちは3人だから、これで満員) 乗せたりしてなかなか成都に向けて走り出さない。

荷物は荷物で料金を取るのだろう、人は一人でも多く乗せた方が儲かる。スマホを使えば効率よく稼げるのであろう。

今、日本でも中国人の白タクが問題になっているが、なるほどこういうことか、と納得したのであった。

高速に乗るまでは時間がかかったが、乗ってからは速かった。バスよりも断然スピードを上げて走る。なるべく早く成都に着いたら、帰りも人を乗せて、もう一儲けできる。

この商売が中国で合法なのか、違法なのかはわからないが、中国人の商才にはかなわない。


楽山を出て2時間、私たちは成都に戻ってきたのであった。







漁村を出てしばらく歩くと1800年以上前、後漢時代の岩窟墳墓が連なる 麻浩崖墓がある。

崖にいくつも墳墓の入り口が並んで、発見時の様子を再現したらしい内部が柵越しに見られる。

小さな展示館もあり、西王母像や踊る人などを象った俑 (人や動物の形をした副葬品) も見ることができる。

麻浩崖墓 楽山麻浩崖墓 楽山


そこを過ぎると橋があり、渡ったところが島になっている。その奥の階段を10分ほど登ったところに烏尤寺がある。

烏尤寺は烏憂山頂にある1000年以上の歴史を持つ仏教寺院である。

頂上まで登って寺に着くと、足ががくがくとしてもう筋トレ状態。明日はきっと筋肉痛 間違いなしである。


しかし、ここからの眺めがすばらしかった。眼下に流れる清明川と閔江、その向こうには高層ビルが並び立つ新市街が見える。

烏尤寺烏尤寺


それ以上に羅漢堂が私の興味を引いた。

堂内には500もの羅漢塑像があり、おそらく代々の著名なお坊さんだろう。


この中から特に私が気に入った像をいくつか紹介したい。

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ハンカチからハト出しますよ~


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わしは肩からカエル出すで~


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わしなんか頭から蛇や~


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わしは腹から仏や~

いいね~


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あんたが一番!!


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あちゃ~ やられた~


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まあ、みんなで飲もうや


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会費は5円


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いいね~



本当はもっとたくさんいるが、これぐらいにしておく。

気になる人はぜひ行って、自分の目で確かめてほしいと思う。