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いよいよ帰国の日がやってきた。

ホテルを1泊追加した際、朝食がいるかどうか聞かれたが、ホテルの朝食は十分堪能したし、朝食代を払うことを思えば、近くにいくつも店があったので 「いりません」 と返事をした。


ホテルを出てすぐ、中国にありがちな、入口にドアがない庶民的な店があった。

老成都特色小吃老成都特色小吃


老成都特色小吃

看板にはそう書かれているが、これが店名なのかどうかもわからない。

google翻訳だと、「古い成都の専門の軽食」

実際、メニューはほとんどが麺類で、あとはワンタンぐらいしかない。まあ、ワンタンも麺類といえるから、麺屋さんといっていいだろう。

老成都特色小吃老成都特色小吃


鰻の寝床ではないが、奥行きのある店で、私たちは中ほどの席に着いた。

さて、前回のブログでは最後の晩餐と書いたが、今回は最後の早餐ということで、成都最後の朝食を楽しみたいと思う。

老成都特色小吃老成都特色小吃


左:担担面
これが本場の担担面といえる汁なしの麺。担担面の由来は天秤棒を担いで売り歩いたからと言われるが、そのころからこのような形だったのだろう。そういう意味では、日本で食べる担々麺とは全く違うものを成都で食べられたということになる。

右:酸辣粉
酸辣湯麺は近ごろ日本でもポピュラーになってきたが、日本ではほぼ小麦の麺である。中国では 「粉」 と呼ばれる米の麺もよく食べられる。朝ご飯ならつるっとした米麺も食べやすいかも。


老成都特色小吃老成都特色小吃


牛肉刀削面
上海や台湾でよく食べた牛肉麺、成都ではどうかと注文したら、期待にたがわず辛いスープに浸かって出てきた。漬け込んだスパイシーな牛肉と香菜がいかにも中国風の味わい。

紅油抄手
「抄手」 とはワンタンのこと。成都最後の朝餐に成都名物が食べられたのがよかった。実はこの4つの料理で一番辛かったのはこれだった。

さて、朝食も食べ終わって、駅に向かう。昼過ぎのフライトには十分時間があるが、余裕があるのに越したことはない。


OLだろうか、パンプスを履いてきちんとした服を来た女性が駅に向かって早歩きしていた。

この日は1月4日、日本だとまだまだ正月気分の朝だが、春節を正月とする中国ではこの日はもうすでに普通の日なのだろう。


そんな姿を見ていると、この旅行が終わってしまうことに少し憂鬱な気分になるのだが、まあ、それもしかたない。

地下鉄に乗って空港に向かおう。







この旅行 最後の晩餐である。思い残すことのないよう、しっかりと食べ納めたい。

昨日、陳麻婆豆腐にいくときに見つけていた 「夫妻肺片」 へ。

夫婦肺片夫婦肺片


この店、店名の夫妻肺片という料理が評判になり有名になったらしいが、店構えは高級店っぽい。

ちなみに夫妻肺片とは郭・張という回教 (イスラム教) 徒の夫婦が貧しさゆえに皆が捨てていた牛の内臓を香辛料を利かせて煮込んだ料理を屋台で売り出したのが始まりと言われている。もともとは庶民的な料理である。

英語では、Husband and wife's lung slice というが、これを日本語に訳すと 「夫と妻の肺を刻んだもの」 となる。

ちょっと怖いぞ。


注文は夫婦肺片とあといくつか。

一応メニューを載せておく。

夫婦肺片夫婦肺片夫婦肺片

夫婦肺片夫婦肺片夫婦肺片

夫婦肺片夫婦肺片夫婦肺片

夫婦肺片夫婦肺片夫婦肺片


*このメニューをすべて載せるということに何か意味があるのかわからないが、参考にする人は見てください。クリックすると大きくなります。ただし、中国語。

さて、この中から今回いただいたものを紹介したい。

夫婦肺片


四川辣妹子

地球の歩き方にも載っていた激辛唐辛子の漬物。若い女性のことを 「辣妹子」 と呼ぶことからこの名が付いたという。

出てきたときはいかにも辛そうに見えたが、恐る恐る食べてみるとそうでもない、そうでもないどころが、ししとうの酢漬けを食べているような少し青臭いようなもさわやかな味である。

遠くに辛さを感じるが、恐らく1スコビルぐらいであろう。

・・・と調子よく食べていくと、

なめたらいかんぜよ。

と、唐辛子が言い出したと思ったら、急に辛くなった。

唐辛子の先は切って種を出してあるが、根元の種は残してある。これが食べ進めるうちに辛さが襲ってくることになる。

辛さ100スコビル。

ただ、後を引く辛さで結局全部食べてしまった。火麻辣鍋の二の舞にならなければいいが。(成都⑥ ~蜀錦味火鍋の辛シビに撃沈~ )


夫婦肺片


伝統回鍋肉

皮付きの干した豚肉 (腊肉・ラーロウ) と ししとうを豆豉とスパイスで炒めたもの、日本のように豚バラとキャベツを味噌炒めにしたようなものとは全く違う。

この干し肉自体が成都名物で、土産物屋さんにも真空パックになっているものが売られていて、私自身も購入したのだが、干し肉といってもビーフジャーキーほど固くなく、どちらかというと熟成肉のような食感と四川特有のスパイスが効いてすごくうまいのである。

日本のものとは違うが、これはこれでご飯が進む品であった。ちなみに中国のライスは小が中サイズ、中が大盛りなので注意されたし。


夫婦肺片


伝統甜水麺

小さなお椀に入ったうどんのような麺料理。甘辛い胡麻ペーストに、ニンニク、ピーナッツの風味。口に入れるとまず甘みを感じて、後から辛さが出てくる。

中国最大の口コミサイト马蜂窝によると、

甘い水は成都でも有名なスナックです。
甘い麺は厚く丸く、上にピーナッツ、ボウルの底に赤い油の層があります。 麺は白い色で、味は凍ったコメのようなもので、甘い味と赤いオイルが混ざり、甘くて美味しいものです。


夫婦肺片


夫妻肺片

四川料理の代表的な料理。通常、牛の頭皮、牛の心臓、牛の舌、牛の腹と牛肉から作られるとのこと。少しスパイシーでオイリーな味付け。日本ではあまり出す店がない (と思う)。

夫妻肺片は、以前は「くずカップル」として知られていると述べました。成都には夫婦の肺の販売がたくさんありますが、最も本格的なのはトータルロードの古い名前、明るい赤いオイル、鮮明なピーナッツ、新鮮なセロリです。本物のカップルの肺を食べ、総道路の古い名前に行くことを忘れないでください!


さて、ビールも飲んで、お腹いっぱい。後はホテルに帰って本日は終了。明日は帰国である。


夫妻肺片(总府路店)
总府路23号2楼
028-86622251


斜体はすべて、中国最大の口コミサイト・马蜂窝より






土産物屋さんで売っている土産は旅行者の購買意欲をそそるものばかりで、選ぶのも苦労しないが、値段が高めなのがマイナス5点。

そんなとき私たちがよく行くのが、地元のスーパー。

ホテルからすぐ近くにイトーヨーカドーがあった。

成都イトーヨーカドー


伊勢丹と並んでいたが、私たち奈良人にはイトーヨーカドーの方が親しみがあり、商品の配置などもだいたいわかっている。

親しみといえば成都のイトヨーも地元の人たちから相当親しまれており、2012年の反日デモのときもここだけは襲撃されず無事だったらしい。

奈良のイトヨーは閉店し、この4月にはまた別のショッピングセンターがオープンしたが、そのあたりの話は今は関係ない。

地下が食料品売り場になっているのでここで土産 (特にバラマキ土産といわれるもの) を買った。

昨日土産物屋で買った山椒オイルは60元もしたが、ここでは18元であった。もちろん同じ商品ではないので比べてはいけないのだが、物の良し悪しがわからない人間にとっては60元の山椒オイルも18元の山椒オイルもどう違うかわからない。

18元で十分・・・

イトーヨーカドーイトーヨーカドー


花山椒、干し肉、インスタントラーメン、陳麻婆豆腐のレトルトパック、火鍋の素・・・。

大量に買い込んだスーパーの袋を提げてホテルに帰ったら、

部屋のドアが開かなかった。

開かないドアの前に嫁さんと息子を置いてフロントに行った。

ルームキー イズ ブロークン・・・

しかし、フロントスタッフは英語が通じない。

スマホの翻訳ソフトを使って、返事してくるが、

continue 450CNY・・・

など、謎の言葉が表示される。

だいたい、私が英語で聞いたから英語で答えてくるのであって、ソフトを使うならそもそも日本語でよかったのである。 

フォローミー・・・

とにかく、鍵が開かないことを伝えるためにフロントのお姉さんに部屋まで来てくれと言った。

廊下にいる掃除係のおばちゃんに鍵を開けてもらって部屋に入った。

そして、スマホを使ってのやりとりが何度か続いた後、

check out 3rd という言葉が見えた。

ここではたと気づいた。

私はあわててプリントアウトしてあった予約確認書を見た。

チェックアウトの日付が1月3日、そう今日の12時だったのである。(現在18時)


アイム ソーリー マイミステイク

だから、コンティニューだったのだ。


すぐさまもう一日泊まることをお願いして1泊分の料金を払った。

100%こちらのミスだというのに丁寧な対応をしていただいた上に、荷物も置いたままで部屋もきれいにしていただいていた。

アネグランドホテル、プラス100点。


アネグランドホテル







寛窄巷子で変面を鑑賞した後、タクシーをつかまえて青羊宮へ。

ここは道教の始祖、老子が青い羊を連れて通ったという伝説が残る、成都最大の道観 (道教寺院) である。

見どころは南から北へ直線に並んでいるが、その一つが八卦亭、81匹の龍が彫られており、内部には老子が函谷関を出る場面の像が祀られている。

青羊宮青羊宮


そこから さらに進むと三清殿という黒い建物があり、その前にある動物の像が一番の見どころである。

像は一対あり、右側の像は、耳はネズミ、鼻は牛、爪はトラ、口はウサギ、角は龍、尾は蛇、顔は馬、ひげは羊、首は猿、目は鶏、腹は犬、尻は猪という十二支をかたどっており、撫でると災厄を祓うとされている。


上半身人間で下半身が馬のケンタウルスとか、頭がライオンで、胴体が山羊で、尻尾が毒蛇のキマイラとか、世界にはいろいろあるが、

さすがに12種類の動物が合体したものはない。

青羊宮青羊宮


私はお寺などで願い事を言うときたいてい世界平和を祈るのだか、どこをさすっていいものやら、そもそも触る場所によってはセクハラで訴えられそうで、躊躇してしまうのである。

とりあえず、私たちも自分の体の悪そうなところをなでたが、全体的にピカピカに光っていた。


それはそうと隣に対になった左側に普通の羊の像があるのだが、こちらは特に珍しくないのだろうか、周りに人も集まっておらず、さびしい感じでたたずんでいた。

青羊宮青羊宮


やはり、ちょっと変なぐらいの方が人気が出るということか。

寺院内は観光客はほとんどいなくて、ほとんどが中国人であった。それだけ地元の人たちの信仰が厚いお寺なのだろう。

その後、裏側に出口があれば、地下鉄の駅も近いというのに、出られず、もう一度、入口まで戻って、かなりの距離を歩いて、通恵門站から春熙路站に戻ったのであった。


青羊宮
住所   610072 中国成都青羊区成都市一环路西二段
電話番号 +86 28 8776 6584
開門時間 8:00~18:00
入場料  10元


P.S このときは滞在していたホテルで大変なことになっていたことを、私たちはまだ知らない・・・。









この日の気温は3℃、今年一番の寒さである (といってもまだ1月3日だが…)

パンダ基地から成都景区直通車で寛窄巷子へ。

約300年前の清代に築かれた古い街並みが、成都の若者が集うモダンなエリアに大変身。寛巷子、窄巷子、井巷子の3本の路地から成り、四合院と呼ばれる古民家がおしゃれなカフェやレストラン、ショップとしてリノベーションされている。

寛窄巷子寛窄巷子


一昨日に行った錦里よりは多少本物っぽい感じはするが、リノベーションされすぎていて、生活感は全く無い。地元の中国人や海外からの観光客もたくさんいて大いに賑わっていた。

ちょうどお昼時だったので、ランチを食べられる店を探す。

店頭にコンロが置いてあって、小鍋がぐつぐつ煮えている。

小鍋はいくつか種類があったが、ひとつは間違いなく何かの脳みそであった。大きさからおそらく羊であろう。


その奥には今度は大きな鍋に麻辣湯が煮えていて、まわりに串が並べられている。

これは成都の名物料理で串串香と思われる。

これもこちらにきてまだ食べたことがなかったので、この店に入ることにする。

寛窄巷子寛窄巷子


茶马江湖
窄巷子45号
KuanZhai XiangZi TeSe ShangYeJie, Qingyang Qu, Chengdu Shi, Sichuan Sheng,

店の中にはすでに調理された品々が並び、後は温めるだけの状態になっている。

言葉が通じない旅行者にとっては指差しで注文できるのでありがたい。


これ以外にも観光客が喜びそうなメニューがたくさん並んでいて、店内は賑わっていた。

では、今回いただいたものを一挙紹介したい。

寛窄巷子寛窄巷子寛窄巷子


左:羊の脳みそ
日本ではなかなか食べられないが、海外では割とよくある食材で、白子のようなとろっとした味わいが何ともいえない。(辛さ3・シビレ3)

中:串串香
いろんな具材の串から好きなものを選ぶと麻辣湯で煮込んで持ってきてくれる。きくらげ、豚の腸、てっちゃんをいただいた。(辛さ4・シビレ3)

右:腊肉・腊腸
腊肉 (ラーロウ) は豚ばら肉の塊に塩、酒、五香粉、花椒などをふりかけて、手でもみこみ、1日おいておいたものを1週間以上、風通しのよいところにぶら下げます。水分が抜け、うまみがました肉を炭火で薫製したもの。腊腸 (ラーチャン) はそのソーセージ版。(辛さ1・シビレ0)


寛窄巷子寛窄巷子寛窄巷子
寛窄巷子寛窄巷子


左上:ちまき
竹の入れたもち米を蒸した料理。(辛さ0・シビレ0)

中上:扣肉
豚バラなどの脂身が付いた肉をトロトロに蒸す、または弱火で煮た料理。(辛さ1・シビレ0)

右上:豚足
こってり醤油ダレで煮込んだ豚足はプルプルの食感。(辛さ0・シビレ0)

左下:水餃子
安定の味。(辛さ0・シビレ0)

中下:豆花
甘いタレがかかった豆腐。(辛さ0・シビレ0)


食後、錦里で行けなかった川劇へ。

入口には28元と書いてあって、実際入ると舞台と席との近さで料金が変わったり、変面を見るなら追加料金だったり、飲み物は別料金だったりして、結局一人50元位になったのである。

川劇 成都川劇 成都


ショーは恐妻家の夫婦のコントに始まり、きれいな女性の舞い踊り、影絵と続き、ラストはお待ちかねの変面ショーである。

変面は数が多いほど難しいと 「探偵ナイトスクープ」 でやっていたが、ここのは5面ぐらいであった。

それでもその速さはなかなかのもので一番遠い席ではもちろん、目の前で見てもわからないようであった。

残念だったのは、三国志の劇が見られなかったこと。店頭の看板には確かに書いてあったのだが、実際に演じられることがなかった。


それにしても寒い。 (この日の最高気温は3℃である)

一人50元の席は入口近くである。